5/16J-waveJAMtheworld、原子力委員会の小委員会が使用済核燃料の扱いで、再処理と地中廃棄を併せる方法を選択肢に加えた事について、

5/16J-waveJAMtheworld、原子力委員会の小委員会が使用済核燃料の扱いで、再処理と地中廃棄を併せる方法を選択肢に加えた事について、

堤未果
「再処理と言えば、六ヶ所村の再処理工場が有名ですけど、再処理はすごく問題があって。
どういう処理をするかと言うと、まず一つは各原発からの放射性廃棄物を保管するんですけれども、その時に使用済核燃料を分解してウランとプルトニウムを抽出する。
この作業の際にフィルターで取り切れない放射性汚染物質がどこにいくのか。これ、大気と海に放出してるんですね。稼動してる時の放出量が、一日で原発一年分。
例えばサーファー協会がものすごく反対して、これはやめてくれと言っているんですけれども。
稼動した場合に液体で太平洋に放流する放射性物質がどのぐらいあるのか。
例えば、ヨウ素129は年間に430億ベクレル。半減期は1570万年。
プルトニウム240は年間30億ベクレル、半減期6500年。
気が遠くなるような放射性物質を海に流している。
大気も似たようなもので、ヨウ素129、110億ベクレル。プルトニウム240は2.9億ベクレル。
処理しきれない分をじゃんじゃん海と大気に流す訳ですね。
大気に放出した場合は、例えば岩手県の農作物が汚染されてしまう。
実際、六ヶ所村再処理工場は色々問題があって、今稼動していない。ただし一旦稼動するとこれだけの放射性物質を海と大気に垂れ流す。
これは50年前のエネルギー政策で、事故もあった事ですし、新しい政策を一から作っていく事が必要なんじゃないかと思います。」