堤未果4/25J-WAVE番組で、北海道泊原発3号機が5/5午後11時頃停止する予定、大飯原発再稼動の目処が立たないニュースに関して

堤未果4/25J-WAVE番組で、北海道泊原発3号機が5/5午後11時頃停止する予定、大飯原発再稼動の目処が立たないニュースに関して

「…大飯原発の再稼動が非常に急がれている様ですし、テレビ等でも原発全部止めてしまうと電力不足になって大変な事になるというような事がマスコミで流れている様ですが、環境エネルギー政策研究所が出した試算に依りますと、
『2011年の夏は企業や家庭の節電により、ピーク電力が前年よりも全国で13%削減された。原発が8割停止していても不足はしなかった』、
『今年も発電設備を見直したり、節電をするという事であれば、ピーク時でも全国で16%以上余剰電力が出る』。
ですから試算というのは、政府が出した試算と、こういった外の機関が出した試算を比較してみる事が大切で、何を物差しにして試算を出しているのか、電力需要をどのあたりまで拡げているのか又は縮小しているのか、そういった試算のプロセスを見て比較していく事がポイントになるんじゃないかと思います。」


同、米カリフォルニア州BSE乳牛が確認されたニュースに関して

「…今、日本はどの国に対してもBSEが発生した国からの牛肉の輸入は制限できる訳です。でも、TPPの加入条件の一つが牛肉の輸入緩和。ですからTPPに入ったら、今までのように『BSE出たから輸入ストップします』とは言えなくなる可能性が非常に高いですね。
ちなみに米韓FTAを結んだ韓国では、BSEが発生したとしても、米国産の牛肉を拒否する事ができないという状況に、今置かれています。
BSEの検査は日本では全頭するんですが、アメリカは1%(筆者0.1%?)しか検査しないんですね。特に、飼育の規模が日本と全然違って、何万頭単位で飼育していく訳ですから、色々問題が起こってくると。BSEの原因となる肉骨粉も非常に沢山使われていて。その辺りの規制もこれから二国間でどうしていくのか、その規制を取っ払った時に私たちの食の安全保障はどうなるのか。これは是非、(野田首相の)訪米までにしっかり慎重に議論して頂きたいと思います。」